先日の日経新聞に掲載されていた記事に目を奪われてしまった。
10~12月の日本向けカナダ産木材が前四半期(7~9月)に比べ32%下がったとある。
2021年1月頃に始まったアメリカ国内の住宅新築ブーム等の影響による北米産木材の高騰、いわゆる「ウッドショック」は日本国内の木材価格にも大きな影響を及ぼし、ツーバイフォー材はもちろんのこと、軸組み工法で使用する柱材や合板、多種多様の木材全般に、過去には無い急激な高騰を招いたのは周知の事実だ。
ところが最近になって、アメリカ国内の住宅需要が一段落したことや住宅ローン金利の上昇などによる需要悪化が更に進み、木材がだぶつき始めているとある。
ならば日本向け価格が安くなっても良いのではと思うのは当然の成り行きだが、日本国内にある高値で購入したストック分の処分や、今後買い付けるにあたっての円安問題があって、すぐに国内でのツーバイフォー材の安値には繋がらない皮肉な事情がある。
しかしながら、円安が解消され、国内ストックがさばけた暁には、ウッドショック前の価格に戻ることも大いに期待できる。今後の動向を見守りたいと思う。
FacebookページとInstagramの応援も宜しくお願いします。
■Facebookページ
https://www.facebook.com/jcreative.shonai
■Instagram
https://www.instagram.com/jcreative.shonai/