どこにでもある見慣れた風景と言ってしまえばそれまでかも知れないが、日本のどこの街並みを見渡しても、電柱や電線がはびこっている。景観の見た目を良くするためにも何とかならないものかといつもながらに思う。
新しく売り出された分譲地でさえ電柱と電線はセットのようだし、今後も一向にその流れは変えることは難しいだろうと思う。
その背景には、整備のためのコスト面や電力会社と通信会社の間の調整の難しさがあるらしい。
国土交通省の無電柱化に関する資料をご参照ください。
https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/chicyuka/pdf03/09.pdf
歩道が付いている大きな道路沿いならともかく、6メートル以下の道路であれば車の擦れ違い等の問題も出てきて、車社会の世にとってはとても厄介な問題となる。
欧米の都市に比べて日本の無電柱化は大きく遅れを取っているのが現状で、日本の街並み景観は世界に劣っているのが実に悲しい。
ロンドン、パリ等は100%の無電柱化を既に達成しているらしく、アジアでも、香港が100%、台北が95%、シンガポールで93%等、無電柱化が着々と進んでいるそうだ。
対して、日本はどうかと言うと、東京23区が7%、名古屋・大阪が5%と言った悲しい現実がある。
我が鶴岡市でも何年か前に山王町通りが無電柱化となり、何かと話題になったことは記憶に新しい。
電柱と電線が無いだけでこんなにも違った景色になるのかと、地方に住んでいながら感じているだけに、東京や京都等の観光地では尚更に無電柱化を望む声が上がって然るべきだと思う。
FacebookページとInstagramの応援も宜しくお願いします。
■Facebookページ
https://www.facebook.com/jcreative.shonai
■Instagram
https://www.instagram.com/jcreative.shonai/