「階段室が暗いだろうから、天窓をつけて明るくしたい」
そんな希望もあって、意気揚々と始まった家づくり。
実際、昼間は照明いらずの明るさで、とても気持ちの良い空間ができました。

しかし、落とし穴がありました。
真夏の直射日光のせいで、階段室だけが他の部屋と比べて暑いではありませんか。
・・・実はこの話、5年前に建てた我が家の失敗談です。(大失敗ではありませんので、悪しからず)
天窓は直射日光をダイレクトに取り込むため、想像以上に室内が熱されます。
とくに階段室のように空間が縦に長く、空気がこもりやすい場所では、熱気が逃げにくくなってしまったのです。
エアコンの冷気も届きづらく、上階の廊下や個室までが常にムワッとした空気に。
明るさを求めたはずの天窓が、不快感を感じるスポットになってしまいました。
「多少は暑くなるだろうな」と言う予感はあったものの、予想以上の暑さだったことは否めません。
■ 解決のポイントは「日射コントロール」
天窓そのものが悪いわけではありません。
問題は、日射遮蔽の工夫が足りなかったこと。
例えば――
・遮熱ブラインドや外付けルーバーを設置する
・開閉式の天窓で換気も兼ねる
・北側や光の柔らかい東面に設ける
といった工夫をすれば、光と快適性を両立することは十分可能です。
結論を言えば、多少暑くなっても、明るさを求めたいなら、「天窓」は有効な手段であることに違いはありません。
私自身、致命的な失敗をしたとは思ってませんが、専用のブラインドを取り付ければ良かったかなと感じているくらいです。
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