タイトルに魅かれ、何気なく本屋で手に取ってみた本、
面白そうなので、買ってすぐに読んでみた。
決して暇な訳ではないが、気分転換にと読み始めたら
結構面白く、2時間で一気に読み通した。
なるほどと思った点が、
日本人とデンマーク人(北欧人)の家具への価値観の違いだ。
家具は、
日本人にとっては「道具」であり、
北欧の人にとっては、「家具」であること。
つまり、「道具」というものは、使えば使うほど劣化して、
ゴミに近づいていくもの。
しかし、「家具」というものは、使えば使うほど味が出て、
ヴィンテージになり、そしてアンティークになって
いくもの・・・と定義している。
物を使い捨てにする日本人と、
物を大事にする北欧の人との明らかな違いが、
そこにあると思う。
デンマーク人は初任給で高価な椅子を買い、
「一生物」として大事に使うとある。
そして、傷や汚れはデザインとしての価値を上げ、
デンマーク人は、ますますその家具を大事に使う。
これこそ、
自分が考えている「家」への価値観であり、
アンティーク感をもっともっと大事にした家づくりが
当社の価値観をもっと上げるのだ、と強く感じた。