設計見積り段階で気を付けなければならない事に、
地盤調査と地盤改良工事がある。
品確法の施工以来、今では当たり前になっている地盤調査であるが、
大体のお客様は調査結果が大変気になるようである。
結果が悪ければ改良工事が必要になるし、
良ければ標準仕様のベタ基礎でいける訳だから、
お客様にとってその差は大きい。当然である。
資金計画をする際も、最悪の事態を想定した金額を考慮に入れなければ
ならない。後で足りませんでしたという訳には行かないからである。
調査結果がセーフだったら、その費用は浮いてくるから、お客様にとって
こんなに嬉しい事は無いはずである。
その費用をオプションや外構工事に回したりできるから、何か得したような
気がしてくる。
軟弱な地盤か硬い地盤かを見分ける地盤調査だけは、
土地の前歴に関係なく、やってみなければ解らない。
お客様の気持ちを察するなら、神様にお祈りしたい気分かもしれない。
設計見積りする方からしても、この結果は大変気になる所であり、
なるべく早めにお客様を安心させる意味においても、
私は調査会社より近隣データを事前に取り寄せるようにしている。
勿論、参考データには過ぎないが、お客様へのサービスとして提供している。
本調査の結果が出た後で、見比べてみるのも面白いと思う。
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2008年 06月 05日
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