日本の家が海外の家と比較されることがよくある。
家の寿命もその一つで、国土交通省の建設白書によると、
日本の家の平均寿命が26年に対して、
イギリスは75年、アメリカは44年となっています。
日本の家の寿命はなぜ短いのか?
3つの理由があると言われています。
①住宅の質が低いこと。
②中古住宅の流通が活発でないこと。
③リフォームのしにくさ。
それぞれの詳しい説明は割愛させていただきますが、
日本人は裕福過ぎるせいか、古い家を取り壊して建て替えした方がてっとり早いと
思うのが、一番の理由かも知れませんね。
下の写真はボストンで撮ってきたレンガ貼りの建物ですが、
壁に貼り付けてあるプレートを見ても分るとおり、1914年に建てられているので
100年経過していることになります。
傷み具合はもちろんのこと、各部のデザインのどれ一つ取っても、
100年経っている建物には到底見えません。
ツーバイフォー工法の構造が築100年を支えていること、
耐久性の高いレンガ材を外壁に採用していること、
窓や玄関ドアは飽きの来ないトラディッショナルなデザインを採用している
点等、見習うべき点は多々あります。
日本の家造りにも今、アメリカのような長く頑丈な家造りが求められているような気が
してなりません。